荒野にて

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冬の山旅ひとり旅 みちのく樹氷・角館

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阿仁スキー場の看板犬、秋田いぬ北斗(ほくと)君、一歳と
さんざん遊んだあとは、再びタクシーで阿仁合駅まで

そして今度は急行もりよし3号
雪のため30分遅れでやて来た急行は2両だ

北国の雪列車は、真っ白な世界を、ゆっくりと進む
前も後ろも、あるのは、ただ雪、雪、雪





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車内のモニターには、秋田内陸鉄道のPVが流れ
春夏秋冬、美しき日本の原風景が、音楽と共に再現される



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   ここは心のふるさと。まるで絵に描いたかのような
   のどかな日本の里山の原風景がここにはあります。

   その中を、ガッタンゴットン
   小さな列車がのんびりと走っていきます。



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そんなナレーションと、車窓に流れる雪景色
あぁ、なんと心に染み入る情景だろうか



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約1時間で、終点である角館
これで内陸鉄道の始発から、終点まで乗車したのだ

もう暮れなずむ角館町
城下町の風情を残した、みちのく小京都に雪が降る


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雪の降る見知らぬ街を、宿を探しながら歩く
猫の住む温泉宿まで15分

慣れないバスの長旅で固まり
吹雪に冷え切ったカラダを、角館温泉は
ゆっくりと解してくれた

湯上りはダウンを着込み、静かな街に出る
さぁ酒だ



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勘だけで選んだお店は、奥の個室で宴会中の地元衆だけ
カウンターで、ひとり、寡黙な大将に、お勧めを問うと
先ずは、きずし

このカタチの鯖じゃないとダメなんだ
と、大将が自信たっぷりに手にする鯖は、丸々と太く色鮮やか
ひとくちで頂くと、上品な鯖の旨みが広がり

あぁ。お酒下さい、大吟醸雪の茅舎



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次に、鶏だ、ここは秋田、もちろん比内鶏
噛めば噛むほどに味わい深い焼き鳥
 
そして、これも大将自慢の手作り出汁で頂く煮込み
透き通ったお出汁に、丁寧に処理されたモツ



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あぁ。お酒お代わり下さい、純米角館

〆は、大将の、一人前でも出せるよ、と強く推す比内鶏つみれ鍋



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少し甘めのお出汁に浮くつみれ、これがあの比内鶏か?
ふっわふわの柔らかさに、お出汁が染みて、葱との相性が

あぁ。お酒お代わり下さい、高清水


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何杯呑んだかも覚えてないが
一升瓶から注いでくれる女将さんが、よく飲むのねぇ
そう笑ってたのは記憶にある



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ほろ酔いで店を出る

しんしんと、雪降りつむ街を歩く
見知らぬ街を歩く

みちのくひとり旅


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翌朝も曇天

つや姫ではなかったけれど、朝食のお米は、秋田こまち
ねばりのあるご飯は、噛むほどに甘みが広がった




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猫の住む宿を発つと、また雪が落ち始め

武家屋敷が白雪に包み込まれる様を眺めながら旅は終わる




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みちのく小京都

この雪深き角館町に咲く五月の桜を想うと
どうしようもなく再訪したくなる

森吉山の樹氷
その姿には、ほんの少ししか会えなかったけれど


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秋田いぬ北斗くんと遊び
旅情たっぷりなローカル線を楽しみ
美味い肴、美味い日本酒、美味い米を堪能した

しんしんと雪降りつむ、みちのくの旅
良き山旅だった

by slow-trek | 2018-03-09 20:37 | 東北[北上山地・奥羽山脈] | Trackback | Comments(4)
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Commented by tukinobo at 2018-03-10 12:26
どんな心で写したら、
スロさんみたいな写真が撮れるんだろう。
透き通っていて、静かで優しいね。

秋田いぬ北斗くん、可愛いなぁ。
雪の角館、
見せてもらえてうれしいです。
Commented by pallet-sorairo at 2018-03-10 23:41
yakoさん、そだね~。
写真って、心で撮るんだよね。
…って、あれっ、
スロさんからの返事みたいになっちゃたかな(^^;
Commented by slow-trek at 2018-03-11 22:59
yakoさん
透き通ってて、静かで優しい心だったら良いのですが
実際は、生き馬の目を抜く世界でドロドロに濁ってて
ってのは自虐も程が過ぎてるかしらん^^;
雪の角館、美しく心に沁みました
ぜひ、北斗くんに会って欲しいものです(^^)
Commented by slow-trek at 2018-03-11 23:02
palletさん
>写真って、心で撮るんだよね
いやー、こんなね、生き馬の目を抜く世界で
ドロドロに濁ってる心じゃここまでですよ
(どこまで自虐的なんだか^^;)
ありがとうございます^^
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