北の大地の旅、そのクライマックス
SL鉄旅から一転、バス旅は標茶から知床へ
もう見たくないと思えるほど続く雪景色の中
陽も暮れた頃、やっと目的地であるホテルへ着くと
さっそく源泉かけ流し温泉で疲れを癒す
一般に流通しているのはカラフトししゃも
その名の通りオホーツク海で捕れるものだが
本ししゃもの生息地は、北海道の太平洋沿岸のみ
しかも漁獲量は少なく、当然カラフトししゃもに比べ高額になる
北海道へ来るたびに、何度も聞かされるこのハナシ
すすきのの居酒屋では必ず頂く定番、本ししゃも
いや、確かに美味い
安物の味に慣れきった我ら庶民には、カラフトししゃもでも
充分美味しく頂けるんだけど、これは全然違うものだ
で、北の大地の旅
最後の朝は、ホテルの朝食バイキング
目玉とされていた数量限定とされる本ししゃもは、悲しいかな
チームチャイナもチームコリアも見向きもしない
なので、我が家はわしわしと頂く、もちろんお代わりも!
これがまた味の密度が高く、やはり本ししゃもは美味し
すすきのの居酒屋で、お酒と頂くのもアリだが
白ご飯に本ししゃも、昨日に続いて、なんて贅沢な朝食だこと
朝食を終えると、バスは一路、網走へと進む
一瞬だけ覗く青空に光る頂は、斜里岳だろうか
網走の船着き場では、マイナス18度
ここは標高3000mの山頂なのか?
横殴りの暴雪に泣きそうになりながら乗船するのは
網走流氷観光船、その名もオーロラ号
今日も日本人ってウチだけやできっと
そう嫁さんが言うのも頷けるほど外国語しか聞こえない船内
その窓からは、曇天ながらも、流氷の姿が見え始める
ちょっとだけ外出てみぃひん?
大丈夫かよ、死ぬほど寒がりなクセに
この日は何十年ぶりかの大寒波、マイナス20度だぞ?
大丈夫、朝しっかり食べたから
と、意味不明なことを言いながら甲板へ出る
が、一瞬で凍りついた表情となり、すぐに撤収
青空と縁の無かった三日間
期待していた流氷も、真っ白な世界
唄にあった、「にしん曇り」とは、こんな空なのだろうか
残念ながら、オーロラ号からの景色より、知床から網走まで
その移動中のバスの車窓から見た流氷の光景が忘れられない
この景色が見れただけ
それだけでも幸せじゃないか
嫁さんは隣のシートで居眠りしてたけれども
札幌から釧路湿原、SLにオーロラ号
鉄旅、バス旅での北海道横断
すっかり冬の北の大地へ魅入られた我が家
次は夏に来ようと、女満別空港でスープカレーを
これまた、もちろんサッポロビールで食べながら誓うのであった
■RANKING■
寒い時に寒いところへ、暑い時に暑いところへが
旅の醍醐味かもしれないとわたくし常々思っておりますです。
なんて言ってますが、以前、寒くない季節に
釧路湿原を塘路湖からカヌーで下ったことがあります(インストラクターと一緒に)。
細岡(たぶん)というところまで下って
そこからノロッコ号と言うトロッコ列車で釧路まで行ったように覚えています。
次に奥様とお出かけになるときにはこのカヌー体験をぜひ!
で、ほんししゃも、昨秋知って食べましたよ!
https://sorairo02.exblog.jp/27207542/
うんまかった(^^ゞ
いーなぁ~流氷なんて見たことないです!
貴重な体験ですよね、そこまで行かないと見れないですし、
環境変化でそのうち見れなくなる日もくるのかな、
とも思うし。
寒い時期には寒い場所へ、palletさんに一票♪
写真が美しいから、極寒の空気まで伝わってきます。
>寒い時に寒いところへ、暑い時に暑いところへが
これは名言ですねー、うんうん、頷けます
しかしカヌーで釧路湿原?おまけにトロッコ?
なかなかアクティブですねー
我が家にそんなこと出来るかしらん(^^;
いいでしょ流氷
って、でもねー、ずっと曇天だったでしょ?
ヨメさんは、今からリベンジとか言って張りきってます(^^;
たしかに、流氷の時期とか、接岸の期間とか?
どんどん変化してるようです
体験するなら今のうちかもしれません。。。