■山行日:2018年10月28日
■山:尾瀬
■目的:晩秋の湿原歩き
■ルート:鳩待峠(08:00)-アヤメ平-竜宮(12:15-13:15)-鳩待峠(15:30)
尾瀬にも行ってみたいなぁ
紅葉は終わってるけど?それでも良かったら行くか?
そんな会話をしてるうちに、尾瀬ヶ原は何度か歩いているヨメさんに
アヤメ平を歩かせてやりたくなった
じゃ行くか、晩秋の尾瀬へ
アヤメ平って、気が遠くなるほど美しいぞ
鳩待峠からアヤメ平へ向かうハイカーは誰も居なかった
そもそも戸倉の駐車場も、バスも、ガラガラだった
もうシーズン終了だな
薄暗い樹林の中、凍り付木道をそろりそろり
60分も歩くと視界が広がり、ヨメさんの脚も早くなる
わぁ、ほんま奇麗やなぁ
この先はもっと美しいぞ、きっと声が出るぞ
ひゃーっ・・・・ここって何?ここも尾瀬なん?
そう、ここがアヤメ平
ヨメさんの想像通りの反応が嬉しい
いくら紅葉は終わったとしても、アヤメ平に誰も居ないとは
なんて贅沢な静けさだろうか
聞こえるのはコツコツと木道を歩く二人の足音だけ
さぁ、どうする?ここから竜宮までけっこうな下り
たぶん60分以上かかるけど、せっかくだから尾瀬ヶ原歩くか?
うん
と、下り始めると景色も見えず、足元は凍て付き
会話もなくなってしまう
いやな兆候だ、下りが苦手なヨメさん、大丈夫だろうか
やっと足元が落ち葉ふかふかになり、激下りが終わる
もう少しだ
ランチが待ってるぞ
ほら、着いたぞ、竜宮
ここでお待ちかねのランチだ
やっと生き返るヨメさんの表情に、ほっとする
至仏を前に尾瀬ヶ原でランチ
ここにも誰も居ない
ふたりきり
鍋の沸く音、うどんを啜る音だけ
静かなる尾瀬に、穏やかな時間が流れる
こんなにも静かな尾瀬が、あっただろうか
ちょっと寒くなったわ・・・・
晩秋と言うよりも、初冬の尾瀬
少し陽が翳ると、風が凍るように冷たくなり、心細くなる
山の鼻では、山小屋も閉められ
ビジターセンターですら、人気もなく
ふたり、寂寥感に包まれる
もう帰ろうか?
うん、帰ろ
晩秋の尾瀬は、ふたりきり
季節の移ろいに追い立てられるように足早に下山すると
鳩待峠の売店にあるストーブから冬の匂いがした
■RANKING■
Commented
by
GRI
at 2018-11-25 21:57
x
>「ランチが待ってるぞ」
我が家では、「腹へったら飯くうか?」です。
かみさんのペースが落ちたら、「シャリばてか~?」だし・・・
あの鍋、二つ用意するスロトレさんの優しさを見習わねば・・・ (^^;
まあそれは置いといて、この時期の尾瀬も良いですね~ ( ..)φメモメモ
我が家では、「腹へったら飯くうか?」です。
かみさんのペースが落ちたら、「シャリばてか~?」だし・・・
あの鍋、二つ用意するスロトレさんの優しさを見習わねば・・・ (^^;
まあそれは置いといて、この時期の尾瀬も良いですね~ ( ..)φメモメモ
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by slow-trek
| 2018-11-25 20:25
| 東北[南会津・尾瀬]
|
Comments(2)