南三条 泣きながら走った
胸の中であの雨は止まない
南三条 よみがえる夏の日
あの街並みはあとかたもないのに
我ながら呑みすぎた後、すすきの南三条のラーメン横丁で
期待通りの濃厚な味噌ラーメンを頂いた後
頭の中で中島みゆきのシャウトがリフレインしていた
せっかく、それを楽しみにホテルを選んだ「北海道朝定食」も
二日酔いで食べることも出来ず、大通りをぶらり歩きも出来ず
地下鉄で札幌駅まで行くと、JRのホームに立った
特急カムイ、帯広、オホーツク、釧路
案内板に表示される見慣れない単語
やはり、どんな旅も、駅が一番旅情を感じさせてくれる
小樽行きに乗ると、すぐに居眠りするが
車内の空気が一気に変わったカンジに目覚めると
車窓いっぱいに、北の海が広がっていた
昨日、札幌でも思ったが、何故だろう、空が広い
小樽も初秋の澄んだ空が、どこまでも広く近い
駅で電車を降り発つときに気付いた
アナウンスは
終着、小樽駅です・・・
終点じゃないんだ、小樽は終着なんだ
その言葉の響きは、さらに旅情が沁みて来る
駅舎から出ると、観光客で賑わう運河はスルーして
本通りを真っ直ぐ海へと向かった
人もまばらな港から、自衛艦が出航するシーンを見送ると
あとは、することも無く空を眺めていた
撮ってあげようか?
あざーっす
「うちらー、今ぁ、小樽に来とるけんねーっ!」
いいなぁ
小樽の海と青春と
さぁ、汗もかいたし、小腹も減った
紹介された 「小ぶりで、静かで、美味い店」は
残念ながら臨時休業の張り紙、じゃ仕方ない
いつもの勘でふらっと入ったお店は、何とも格調高いムード
そして大将のまん前、カウンターに通される
お任せを
へぇ
あれは誰の文だったっけ・・・
村松友視のエッセイだったか
伊集院静香の競輪を追いかける小説だったか
小樽で食べる鮨の美味さを、短い文で書いていて
その描写が何とも美味しそうで、たしか「鮨は小樽に限る」と〆ていた
それがずっと頭に残っていた
さすがにカウンターに、次々と並ぶ握りは色艶が違い
特に驚いたのは、普段あまり好んで食べないイクラだ
その輝きは、ひと粒の弾力は、何だこれ!と声が出そうになったほど
あまりの美味さに「本当に美味しいですね、小樽の鮨!」なんて
素っ頓狂な声に、目の前の大将も、思わずにやり
鮨を食べる、それだけの小さな旅
日頃の慌しさを忘れ
空を近く感じた旅も終わり
珍しくビールは一杯に抑えたはずが、昨晩の酒も戻り
いいカンジなほろ酔いで駅に戻る
まだ空は広いなと、ひとり佇んでると
大型バスの向こうから、高校生たちが手を振ってくれた
■RANKING■
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pallet-sorairo at 2017-09-15 09:52
札幌、小樽。
行ってないのよね、まだ。
スロさんのレポ見たら
すぐにでも飛んで行きたくなりました!
行ってないのよね、まだ。
スロさんのレポ見たら
すぐにでも飛んで行きたくなりました!
0
札幌の次は、 おっ ・・・ 小樽ですか!!
北大生の定番デートスポットに私の許可なく足を踏み入れるなんて・・・・・
私の頃は、まだ 「北一硝子」が、さほどメジャーじゃなく、密かなスポットでした。
そんでもって、夜は 「一心太助」が定番。そこの「親子丼」は、ご飯が見えない位、イクラと鮭が満載でした。残念ながら、ここも閉店になってしまったようです(泣
「一心太助」に次ぐ、北大生の定番は、「庄坊番屋」 ここは、まだ開店しているようなので、次回、ご訪問ください
さらに、足を伸ばす場合には、「積丹海岸」ですネ。神威岬の絶景は、北の大地ならでは!!
因みに 私の人生初デートは、小樽~積丹でした。
次回のご出張時には、是非とも同行させて下さい(デートしましょ!)
北大生の定番デートスポットに私の許可なく足を踏み入れるなんて・・・・・
私の頃は、まだ 「北一硝子」が、さほどメジャーじゃなく、密かなスポットでした。
そんでもって、夜は 「一心太助」が定番。そこの「親子丼」は、ご飯が見えない位、イクラと鮭が満載でした。残念ながら、ここも閉店になってしまったようです(泣
「一心太助」に次ぐ、北大生の定番は、「庄坊番屋」 ここは、まだ開店しているようなので、次回、ご訪問ください
さらに、足を伸ばす場合には、「積丹海岸」ですネ。神威岬の絶景は、北の大地ならでは!!
因みに 私の人生初デートは、小樽~積丹でした。
次回のご出張時には、是非とも同行させて下さい(デートしましょ!)
ほんの二ヶ月前、僕が小樽に居たのはご存知かと思います。
北の大地は空が広いですね。石狩湾の青さも忘れません。
出張以外で再び北海道に戻る機会があるかは不明ですが・・・
歩きたい山域はまさに山ほどあります(笑
北の大地は空が広いですね。石狩湾の青さも忘れません。
出張以外で再び北海道に戻る機会があるかは不明ですが・・・
歩きたい山域はまさに山ほどあります(笑
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slow-trek at 2017-09-16 23:12
palletさん
あらまーっ
世界を旅するpalletさんが小樽は未踏でしたか
いやいや、こんな記事じゃね、小樽の名所の
カケラも出ていないし、何の魅力も伝えられてなくて
小樽に申し訳ないほどです^^;
いつか、この素敵な街を歩かれてくださいね
あらまーっ
世界を旅するpalletさんが小樽は未踏でしたか
いやいや、こんな記事じゃね、小樽の名所の
カケラも出ていないし、何の魅力も伝えられてなくて
小樽に申し訳ないほどです^^;
いつか、この素敵な街を歩かれてくださいね
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slow-trek at 2017-09-16 23:14
ピッケルさん
なんとまぁ北の大地ネタになると、いきなり饒舌ですね^^
でも、よく読めば、今では無くなった名店ばかり
あまり役に立たない(失礼^^;)ことが多いようで
でも、この街も青春の一部であったかと思うと
めっちゃ羨ましいです
ま、ここだけのハナシ、年内にね、も一度
うーひっひっひ^^
なんとまぁ北の大地ネタになると、いきなり饒舌ですね^^
でも、よく読めば、今では無くなった名店ばかり
あまり役に立たない(失礼^^;)ことが多いようで
でも、この街も青春の一部であったかと思うと
めっちゃ羨ましいです
ま、ここだけのハナシ、年内にね、も一度
うーひっひっひ^^
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slow-trek at 2017-09-16 23:18
katsu♨︎さん
もちろん、ご同輩の北海道記事は拝読しております
いやいや、ご無事で何よりです
まだまだ、 katsu♨︎さんをトムラウには早いっすから^^;
ほんと、空の広さと近さに惹かれました
この大地の山は、いつ歩けるかわかりませんが
いえね、ここだけのハナシ、年内にも一度
うっひっひっひーっ^^
もちろん、ご同輩の北海道記事は拝読しております
いやいや、ご無事で何よりです
まだまだ、 katsu♨︎さんをトムラウには早いっすから^^;
ほんと、空の広さと近さに惹かれました
この大地の山は、いつ歩けるかわかりませんが
いえね、ここだけのハナシ、年内にも一度
うっひっひっひーっ^^
by slow-trek
| 2017-09-15 06:19
| 旅
|
Comments(6)