荒野にて

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初夏の山旅ひとり旅 奥会津 田代山から帝釈山

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■山行日:2017年06月17日(土)-18日(日)
■山:田代山:帝釈山:恵みの森
■目的:ワタスゲ咲く湿原と沢歩き
■ルート:猿倉(08:00)-田代山-帝釈山(10:40)-田代山(13:30-14:30)-猿倉(15:30)
      恵みの森入山口(10:30)-中ノ滝(12:00)-恵みの森入山口(13:30)
 
嫁さんが帰阪して、ひとりきりの週末のこと
久しぶりに遠くへ行って、どうせならどこかで泊まりで
のんびりとした時間を山で過ごしたいな
なんて、アテも無く週末ひとり山旅を企んでたけれど
金曜の午後になっても、肝心な行き先は定まらず
最近山友がInstragramにアップしていた会津駒の画像が浮かぶばかり
だからと言って、今からじゃ小屋も取れないだろうし・・・

日帰りにして、もひとつどこかの山?それもアリだな
とりあえず、奥会津へ行ってしまおう
それから考えよう

そんなノープランなまま金曜の夜、北へと




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■新緑の小径

会津西街道、道の駅たじまで休憩がてら浮かんだプラン
もう三度目となる田代山、そこから初めての帝釈山へ脚を伸ばし
会津駒ヶ岳、燧ヶ岳、越後駒ヶ岳を望み、翌日のことは下山後に考えよう

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例のダートな林道を月明かりの中、ガタガタとたどり着き2時間仮眠
さぁ目の痛むほどの快晴の下、新緑の小径を行く
先週が山開きだったので、トレイルの整備具合は素晴らしく
ちょっとした処にも小さな足場など設けられ、丁寧な仕事ぶりに感心する

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どうだ、このブナの力強さ、美しさ、その立ち姿には誇らしさすら覚える
眩い新緑の中をひと登りすると、東の視界が広がり、稜線が見えてくる
日光連山だ、男体山、女峰山、過去三度は毎回曇天で、初めての展望
その新鮮な眺めに惹きつけられている間に、ひとつめの湿原小田代だ

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■ワタスゲ揺れる楽園

小田代を過ぎると樹林の中を最後のひと登り、そこは楽園だ
湿原の中を一本の木道、足元にはチングルマが咲きじゃくり
空は雲ひとつ無く、どこまでも青く、楽園を飾っている

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楽園の中、木道をこつこつ歩くと、だんだん近付いて来る会津駒ヶ岳
残雪をたっぷり蓄え輝く姿、このシーンには脚が止まってしまう

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これ以上ここに立ってたら、帝釈山に行けなくなるよ

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ひとり苦笑いしながら先を行くが、木道の周回ルートを田代山へ
カーブして行くと、そこは毎年のようにワタスゲが見事に咲き
会津駒ヶ岳を背景に、風に揺られては、小さな綿を飛ばしている

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■帝釈引馬尾瀬って何だ!?

夢のような楽園を後に、田代山の弘法大師堂で一休みすると、帝釈山へ
地図で確認すると、軽いアップダウン、最後にひと登りで、1.5Hほどだ
じゃ、サクっと行って、展望を楽しんで来ようか

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なんて気軽な足取りで鞍部まで下りきるが、登り返しが不安になる
ときおり北方向に、樹林の合間から、残雪の稜線が覗き始めると
トレイルはゆるやかに南下、そして足元は残雪から、岩稜へ変わる
展望は日光連山がどんどん近づいて来た、白根は雲の中へ
その途中、樹林の中に隠れるように立つ指標には「帝釈引馬尾瀬」

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「帝釈引馬尾瀬」って何だ?下山後気になって調べると、どうやら引馬なる峠を越えて
尾瀬に、との意味らしいが、ここから尾瀬への縦走とはなんとロングトレイルだろう
思いのほかキツいルートにカメラも出せず、ハシゴを数箇所詰めると
そこが帝釈山ピーク、360度とは言えないが、近くは会津駒、燧ケ岳、平ヶ岳

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遠くに越後駒ヶ岳、安達太良、そして飯豊連峰らしきシルエット
うす曇になって来た空のわりには、多くまで峰々が見渡せて、ここまで来た感が広がる

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■下山、そして旅へ

田代山までアップダウンを引き返す頃には、なんだか完全に疲れきって
ランチすら面倒な状態、しばし寝転んで休憩すると、湿原の中を下山
木道を寂しく歩いてると、まるでお別れの挨拶のようにワタスゲが揺れる
それは、夢の世界から現実界へ無理やり戻らされるようなシーン

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下山すると、昨晩道の駅でスマホ片手に当たりを付けていた数軒の宿に電話
やはり桧枝岐村は、尾瀬の水芭蕉と共に宿もピークで全滅、まぁそうだろうな
次に候補だった湯の花温泉も全滅、ダメ元で、最後の一軒へ連絡すると
丁度キャンセルが出たから一名でもいらして下さいとのこと

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会津鉄道が奥会津の山間を、のんびりと走る姿を観ながら
辿りついたのは、湯野上温泉。登山口から1時間以上走ったけど
こんな機会でもなければ来れないだろう、宿は民宿なんて名乗ってるけど
なんとも立派な旅館、食堂で居合わせたオヤジライダーたちと盛り上がる

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地元の野菜、地元の魚、もちろん米は会津産ひとめぼれ、そしてお酒は
喜多方の会津ほまれ、奈良萬、会津若松の会津娘、そして大好きな花泉
オヤジたちと旅談義で盛り上がった末、何杯飲んだだろうか

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ひなびた温泉街の旅の夜、からんころん下駄を鳴らして歩く、そんな風情は
カケラも無く布団に撃沈、そりゃそうさ金曜の夜から2時間しか寝てないもの

奥会津へ

初夏の山旅ひとり旅は続く


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by slow-trek | 2017-07-05 00:10 | 東北[南会津・尾瀬] | Trackback | Comments(4)
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Commented by tabilogue2 at 2017-07-05 12:06
そうでしたか…湯の花も満杯? 木賊も田島にもいい宿はあったでしょうに、尾瀬人気でしたか 凄いもんですね。酒はストッカーの下段左の飛露喜、泉川、会津娘が旨いと思います。なんて、けして強要ではありませんよ。翌日は?大内宿に立ち寄りましたか?

じつは僕も、尾瀬-黒岩-孫兵衛-台倉高山-帝釈-田代-枯木山-安家森-荒海太郎を狙っていた口です。残す黒岩あたりを沢から湿原通しで詰めたかったのですが…画策ももう一歩なんですがねwww
Commented by GRI at 2017-07-06 06:37 x
あれま、私は翌週の24日に田代山に行きました。
この時期のここは、ワタスゲやチングルマに癒されるんで大好きです。
6年前に初めて歩いた時はドロドロのトレイルで、すれ違ったガイドさんが長靴を履いてました。
最近は本当に良く整備されてて、関心しますよね・・・そのせいか、小さなお子さんも見かけるようにようになりました。
湯野上温泉とはずいぶん走りましたね~!
あ、私は花泉のロ万が飲みたいな~(^^)/
Commented by slow-trek at 2017-07-06 23:57
tabilogue2 さん
本音を言いますと、やはり桧枝岐村のひなびた民宿で
泊まりたかったのです、なので桧枝岐がダメだったら
もうどこでもいいかなー、ってカンジでしたけど
tabilogue2 さんにそう言われると木賊温泉も魅力的
でしたねー(^^;)
湿原通しで詰める?なんとまた素晴らしいプランでしょうか
黒岩の沢については、引馬峠について調べてた時に
ネットで見て、なんとも惹かれてしましました
いつか記録をUPされることを楽しみにしてます^^
Commented by slow-trek at 2017-07-07 00:01
GRIさん
あらま!24日だったら、ワタスゲはちょうど見頃
ではありませんでしたか?私の時はチングルマが
ピークなカンジでした、ここのお花は本当に癒されますね
花泉口万ですか~、やはりGRIさんイケる口ですね^^
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