荒野にて

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残雪たっぷり 五月の谷川岳

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■山行日:2017年05月20日(土)
■山:谷川岳
■目的:残雪の稜線大展望
■ルート:天神平(08:30)-トマの耳(12:10)-肩の小屋(12:50-14:00)-天神平(15:40)
 
GWの疲れも残ってて、いまひとつ気が乗らない
この週末は、山が無くてもいいかもな

なんて思いつつ、なんとなく山レコを眺めてると
何だかどこも残雪がたっぷりで、まだまだ雪を被った展望が楽しめそう
中でも目に付いた谷川岳からの展望に惹かれてしまう

谷川岳か・・・

過去に二度登っただけ、それも同じく残雪の頃だ
よし、三度目も残雪期でいいじゃないか

行こう、谷川岳へ




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■楽ちんで行こう

新緑と残雪のコントラストも眩い谷をゴンドラから眺めてる間に
4年ぶりの天神平だ。いきなり白毛門、朝日岳の大きさに圧倒され
尾瀬、会津駒の残雪に鈍く光る姿に圧倒され、平ヶ岳に・・・
いやいや、いつまでも圧倒されてちゃいけない、そろそろ歩こうぜ

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と、何度かアイゼン装着にトライするも、何だかカラダが動かない
ふと目の前に小さなリフトが稼動している、そうなんだゲレンデ閉鎖後も
観光リフトなんて動いてるんだ、んじゃ乗るか?乗ろう乗ろう

はっきり言って、こんなゆるぃ登山者は居ない、リフトに乗るのは
山装備ではない、単なる観光客だけだ
まぁいいじゃないか今日は楽ちんで行こう

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■新緑と残雪

リフトを降りると、稜線を歩き始めるが、先ずは鞍部へと降る、そう
はっきり言ってリフト乗る意味はほとんど無いのだ、でもいいじゃん
今日は、ゆるいんだって

谷筋には、もう新緑が眩しく、足元にも小さな花たちが咲き始めている
ショウジョバカマ、イワカガミ、カタクリ、名前が分かるのはそれくらい

過去二回は、ほぼ埋まっていたので、初めて見る避難小屋を抜けると
記憶どおり、急登となり、汗が滴って行く。さぁここからが登山だ

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■見知らぬ山ガール

わー可愛いぃ~、ヤバぁ~い
ねーねー、ちょー可愛くないですかこの小屋ぁ

後ろからハイペースで追いかけて来た山ガール、そう言われてもなぁ
返す言葉も無いよ、と振り返るが、まるでスキップでもするように
オレをスルーして肩の小屋へと駈けてった、なんだよいったい

ザックを担いだまま、オキの耳へと詰める、ここまで数人しか居なかった
登山者も、さすがにピークには6人ほど見えるので、スルーしてトマの耳へ

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■見知らぬ山ガール(二人目)

トマの耳では、ピーク直下の岩の上で昼寝中のソロ男性だけ
静かなピークはオレのもの、360度ゆっくりと見渡すと
朝日岳の向こうに遥か連なるは、巻機山への峰々
縦走路を望むと、平標山、仙ノ倉山からエビス大黒
そして、この日最も惹かれたのは、一ノ倉、茂倉の土樽への稜線だ

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いつか歩こうと思いながら、ずっと宿題となっている稜線を
心行くまで独り占め、あぁ今日はこの谷川岳で良かったかも

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と、悦に入ってると何かの気配に気付く!ん?なんだ、人が居たんだ
岩の上に山ガール、ひとりぽつんと座り込み、なにやらスマホに夢中な様子
誰かに、この展望の素晴らしさを共有してるのだろうか?まぁいいけどさ
こんな素晴らしいロケーションなんだからさ、スマホは片付けようよ

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■見知らぬ山ガール(三人目)

独り占めではなかったけれど、ピークからの展望に浸りきると
肩の小屋に戻りランチ、今日は久しぶりに肉を食らうのだ
と、山フライパンでじゅうじゅうやってると、目の前に現れた山ガール

わぁ~、美味しそうですねぇ、写真撮ってもいいですかぁ

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いいけどさ、知らないオヤジの食事だよ?そんなの撮ってどうするのさ
なんて無粋なことは言わず 「どうぞー」 と応じると、撮るわ撮るわ

そんな画像何に使うのだろうか。。。

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降りはアイゼンを外して、ガシガシと斜面を駈け降りる
新緑と残雪のコントラストは、陽が傾くにつれ、谷川岳を
いっそう美しくさせてくれるけれど
頭の中は、あの国境を越える稜線でいっぱいだ

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今年こそは、国境を超えるぞ、あの稜線を行くぞ
そう自分に誓うのであった


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by slow-trek | 2017-06-19 22:43 | 関東甲信越[越後・妙高域] | Trackback | Comments(0)
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