■山行日:2017年01月29日(日)
■山:浅間隠山
■目的:ちょっと雪山
■ルート:二度上峠(09:00)-山頂(10:45-12:30)-二度上峠(13:30)
金曜から土曜にかけて遠距離出張だった
片道新幹線で4時間
腰痛は鈍く広がり
こりゃ日曜日はサクっとハイクしか出来ないな
と、ズルい山を頭の中で思い浮かべた
ズルい山
それは、例えば湯の丸山、例えば入笠山
そう、登山口から2時間もあれば山頂まで届いて
それでいて素晴らしい大展望が広がる
そんな山を「ズルい山」と、そう勝手に定義しているのだ
そして今回は、新幹線の車窓から富士山を眺めながら
ふっと思いついた山
浅間隠山(あさまかくしやま)だ
さぁて、どんなふうにズルいのだろうか
スキー、スノボ板を積んだ4WD車の群れを縫うように
関越自動車道を北へと急ぐ
高崎で降りるとR406、ワインデイングロードを詰め
二度上(にどあげ)峠へ
峠の手前に数台の駐車スペース
登山口は、そこから少し下ったカーブから
がっつりと踏み固められたトレイル
これは何だろう
スノーシューで団体さんが踏んだ跡のように
雪面が凹っとなって大変歩きやすい
杉の樹林を縫うように、ゆるやかな斜面を詰めて行くと
西方向、背中に浅間のシルエットが浮かび始める
きちんと整備されたトレイル、小刻みな指標
この山は、きっと地元の人たちに愛されているのだろう
北軽井沢分岐を過ぎると、徐々に登りとなり
やっと登山らしくなるが、すぐに南方の視界が広がり始め
稜線のシルエットが、薄っすらと浮かぶ
ピークに向かって最後のひと登りを踏むと
もうそこは足元に北軽井沢の高原が広がり
目の前には浅間
やぁこんにちは浅間山
富士山、八ヶ岳
振り返ると、日光白根、男体山
うっすらと燧ケ岳の稜線もシルエットで分かる
ふふふ
ズルいよ
やっぱりここズルい山だよ
登山口から90分ほどしか歩いていないのにさ
北方の樹林の間を縫って北アルプスの展望を求めるが
そこにはトレースも無く、ずぶずぶ沈みこむだけ
ふぅ仕方ない、あきらめよう
と、まったりしてる間に天気予報どおり北から雲が流れる
浅間を正面に座り込んで、ランチの用意をしていると
少し下ったところから北アルプスが見えそうで
膝上まで埋まりながら下ると、かろうじて稜線が見えた
あぁ、もう少し早く気付けば良かったな
もう雲が流れて見えなくなったよ
なんて、うどんをすすりながら浅間にこぼした
中之条、吾妻方面からみると、浅間山を隠してしまう山
浅間隠山
ほんとズルいよ、この山
でも、いい山だったよ
こうやってズルい山をいっぱい覚えておくと
その内、足腰が弱ったりしても、いつまでも山を楽しめそうだな
なんて、ほくそ笑みながらズルい山を降るのであった
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by slow-trek
| 2017-02-09 23:01
| 関東甲信越[苗場・浅間域]
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