荒野にて

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霧に煙る湿原 会津駒ヶ岳

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■山行日:2016年07月24日(日)
■山:会津駒ケ岳
■目的:高層湿原散歩
■ルート:登山口(06:30)-中門岳(10:40-11:40)-登山口(15:00)
 
会津駒ヶ岳
過去に二度歩いてはいるが

2015年春、まだ雪深い駒は、ガスガス
山仲間たちとグルメ宴会の翌朝に期待するも、なんと吹雪
それでも初駒だったので、むりやり山頂は踏んだ

2015年秋、紅葉始め、今度こそあの湿原を
と意気揚々と乗り込んだものの、雨、なーんにも見えず
もちろん下山する頃にはピーカン

駒よ
会津駒ヶ岳よ、三度目だぞ、頼むよ今度こそ
今日ダメだったら、もう来てやらないぞー




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登山口で最新情報を確認する

 「標高2,000以上では湿った空気の影響で霧に覆われる時間も」

なんだよそれ
その「時間も」って・・・
ま、一応晴れだ、ガスも出るってことだ、うんうん

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いきなり怪しい出足だが、ここでグダグダしてても仕方ない
風の通らない樹林帯を、あっと言う間に汗だくになりながら進む

この山の裾野のブナは美しい
やはり雪深い山には、降雪に負けないよう、逞しく生き残った
その生命力が、樹木の美しさをさらに引き立てているのだろう

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水場の辺りで既にシャツは汗でびっしょり
北の樹林が開けると、冷たい風が濡れたカラダを冷やす

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樹木がシラビソ、トウヒ、コメツガに変わる
この辺りだったか、下山のときに、シリセードで笑ってたっけ
あの楽しかった残雪パーティが昨日のように思える

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やっとフラットになった頃、木道が現れるとほっとする
が、湿原が見え始めた頃、辺り一面が真っ白になり
ほんの数メートル先すら、見えないほどの濃い霧に包まれる

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いやいや、ほれ
「霧に覆われる時間も」 だから、ね

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自分を慰めながらガスの中を進む

駒の小屋はスルーして、先へ進む
昨年二度踏んだピークもスルーして中門岳への巻き道を行く

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と、視界が広がると、やっと夢見ていたあの美しき湿原の稜線だ

が、ガスは濃く残っていて、行く手を阻むかのよう

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いやいや、ほれ
「霧に覆われる時間も」 だから、ね
これ、今ね、今がその時間だから、ね

意味無く自分を慰めながら、湿原と花たちの競演に目を奪われ
斜めに下る木道、一番気をつけなければならない箇所で
すってんころりん、我ながら見事なコケっぷり

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両手は木道脇のドロに浸かり
打撲した尾てい骨は割れそうに痛み
右の靴は中までドロが入り込み

ザックのおかげでケガが無くて良かったけど、と起き上がり
歩き始めると、なんだか首の様子が・・・どうやら軽いムチウチだぞ

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遠くからやって来てさ
夢見た湿原の姿も霧に巻かれ
あげくの果てに滑って転んでムチウチって
だいたいだ、なぁにが「霧に覆われる時間も」だ
これじゃ「終日霧に覆われる」じゃないか

あーぁ、よっぽど相性が悪いんだろうな
いいよ、駒ヶ岳
もう二度と来ないよ会津駒ヶ岳

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首に負担を与えないよう歩く姿は、さながら、ぽんこつロボット

ガスは消えるどころか、どんどん湧き上がっては流れる
気付くと前後に居た人の気配も消え、しんと静かな稜線

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ガスに煙る湿原
一瞬だけ覗く青空を映しだす水面の眩しさ
池塘の周りで揺れる色とりどりの小さな花たち

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これはこれで美しいかも
いや、美しいじゃないか会津駒ヶ岳

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中門池辺りでその日一番空が暗くなり、中門岳から戻っても
青空は二度と現れなかった

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もちろん
下山する頃には晴れ、いや山頂辺りはどうだったろうか

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中門池からの燧ヶ岳を夢見ていたけれど
それは、また今度だな
待ってろよ、会津駒ヶ岳

あれ?
オレって、また来るんだっけ

(・∀・)キュンキュン?


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by slow-trek | 2016-07-26 22:16 | 東北[南会津・尾瀬] | Trackback | Comments(12)
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Commented by non-T at 2016-07-27 12:23 x
日帰りでいけるなんてウラヤマシイ・・・

草紅葉の頃、桧枝岐村と駒の小屋泊で行きました
桧枝岐のそば、山菜、きのこ美味しかったよ~ん
墓に刻まれた家紋が皆、平家のちょうちょでした

その後、尾瀬の木道でツレが骨折するという
ハプニングつきでしたが・・・。

あの~、ほれほれ
エビフライがおっっとせいに見えるんです
けれど・・・
Commented by cyu2 at 2016-07-27 21:18 x
う~ん、なんて美しいのでしょう・・・
そのエビフライ。
まるっとしていて細挽パン粉がまた繊細で、
転んでもムチ打ちになってもその美しいフォルムを崩さぬまま、
よくぞカレーに乗せましたね♪
これぞ男の山めし、感動の一品ですね☆

え?そこじゃないって?
(・∀・)キュンキュン
Commented by まつおの母 at 2016-07-28 14:48 x
アタタタタッ(>_<)災難でしたね、そのまま滑落しなくて良かったです^^;その後よくなりましたか?
年に3回くらい小屋泊するとお天気に恵まれるかも♪( ´▽`)
ぜひぜひ再びのチャレンジをo(^_^)o
Commented by tukinobo at 2016-07-28 20:35
いつもうつくしいものをつくるのね、
ぷりっとエビフライ、きれい(・∀・)
夏野菜のカレーとの分量のバランスも良いね。
メスチンもいい仕事してるしね、
男の山めし、取材来るね。

木道って転びやすいんだよ、骨が折れなくて何より、
お大事にしてくださいましね。
Commented by slow-trek at 2016-07-28 22:19
non-Tさん
あー、そうでしたっけ
ご主人、そのときに骨折されたんでしたか
木道の骨折って多いそうですよ、場合によったら
ヘリ呼ぶ事態にもなりますからね(←お前もだって^^;)
桧枝岐の山菜蕎麦、わかります!美味しいでしょう!

>エビフライがおっっとせいに見えるんです

あうっあうっ^^
Commented by slow-trek at 2016-07-28 22:22
cyu2さん
そこかいっ^^;
ガス姐さん、もといミスティ姐さん
ここは、このガスっぷりを褒めてほしいところです
この自他ともに認める晴れ男の私がこんなガス続き
姐さんの神通力と相性が良すぎるかと^^;
Commented by slow-trek at 2016-07-28 22:24
まつおの母さん
おかげさまで、木曜日くらいから治りました
火曜までは、ふいに振り向いたりすると
グギっ!って(涙)
年に三回もの小屋泊?それムリー^^;
でもね、秋にはきっと!
Commented by slow-trek at 2016-07-28 22:27
yakoさん
美しいまで言われるとちょと困りますが(^^;)
お褒め頂きありがとうございます
>男の山めし、取材来るね。
なんすかそれ?そんな雑誌でもあるの?
どうやら骨折は免れましたが、首と腰へのショックは
なかなか大きくて、当分は木道が怖いでつ(涙)
Commented by ruonick at 2016-07-29 17:52
リベンジならず!でしたね(´・ω・`)
でも一瞬見えたという青空が池塘に映ってて素敵ですヾ(o´∀`o)ノ
あいこまめっちゃ行きたいんです。
スロトレさんがまたまたリベンジするときに行きたいなぁ((≧艸≦*))
首は大丈夫ですか?
私も白山での木道からの着地で捻挫しました(இдஇ`。)

エビフライめっちゃおいしそ♡
奥様の手作りかな?((≧艸≦*))

Commented by slow-trek at 2016-08-02 00:17
ゆなさん
あー、ゆなさん会津駒は未踏でしたか
秋とかどうですか~ふふふ
って、リベンジしたい山をどんどん秋に
詰め込む妄想癖は、いつになったら治るのかしらん(涙)
お互い木道では気を付けましょうね^^;
Commented by woodnote2014 at 2016-08-03 12:25
親方参上☆遅ればせながら拝読(*^^*)/
中門への道、真っ白で本当に真っ白で何にも見えないときもあるもの。
十分美しい景色が見られているじゃないですかっ!
とはいえ、青空広がる素晴らしい日はもう動きたくなくなるほどに美しいので、また登って歩いて下さいませねっ♡
Commented by slow-trek at 2016-08-03 22:37
みっちゃん親方さん

あの中門への広い稜線が真っ白だと
ちょっと怖いかもしれませんねー
で?アレですかい?これっくらい見えてたら
充分だと?そういうことですかい?
うーむむむ、あいこま、恐るべし^^
こうなったら、晴れるまで通ってやりますよー!
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