荒野にて

slowtrek.exblog.jp ブログトップ | ログイン

釈迦様お願い「秋」  大峰釈迦ヶ岳

b0244811_23295859.jpg


■山行日:2012年10月27(土)
■山:大峰山系:釈迦ヶ岳
■目的:お釈迦様にお礼
■ルート:登山口(09:15)-ピーク(11:20)-千丈平(11:50ー12:25)-登山口(13:30)


この夏
慣れない単身赴任生活、仕事で発生した重大なトラブル、社内資格試験への挑戦
ヘヴィーな毎日で、精神的にヤられてた夏
時間もない、何もかもがギリギリ
なのに勢いだけで週末の最終便で飛んで帰って訪れた釈迦ヶ岳
それだけでちょっと救われた気がした釈迦ヶ岳
そのときのお礼がしたい
そして、も一つお願いがしたい
そんな想いで、今年最後のお釈迦さま詣に行った
  



b0244811_23305795.jpg


こんな遅い時間に登り始めるのは始めてはないだろうか
ま、仕方ないな突然の逆出張で、21時の関空行き最終便しかなくて
それも到着は遅れ、自宅に着いたのは日付が変わっていた

b0244811_23312396.jpg


それでもどうにか起きて家を飛び出したのは、どうしてもお釈迦様に会いたかったから

b0244811_23315370.jpg


トレイルが北に向かって鋭角に方向を変えるポイントから空が広がる
いつもここから胸が高まる

b0244811_233233100.jpg


何度歩いても
何度歩いても

b0244811_23333471.jpg


大峰で一番大好きな山

b0244811_2333245.jpg


ほら、大峰ブルーの空が輝き始めた

b0244811_23343119.jpg


もう終わりかけの紅葉、きっとピークは1週間前くらいだろうか

それでも、その輝きに、思わずふらふらと登山道を外れ

北の谷へ向かって下る

b0244811_233508.jpg


ちょっとしたフラットなところ、小さな窪地には水が溜まり
弥山方向がよく見える、あれはきっと明星ヶ岳、弥山はその裏に隠れてるのだろう

b0244811_23362188.jpg


かさかさと鳴る斜面に腰を下ろし
思いっ切り伸びをすると、そのまま横になる

b0244811_2343386.jpg


空を見上げる
あぁ、大峰ブルーだ

登山道から見下ろされると、きっとおかしなオヤジだろうなぁ
なんて、一人で苦笑

b0244811_23435059.jpg


北方の展望を堪能すると登山道へ登り返す

b0244811_23442622.jpg


残念ながら南方向は、濃いガスで何も見えない
ときおり薄らと、ガスの下に赤井谷の紅葉が見える
この程度の方がいいかもしれないよな、もっと見えてたら、谷底まで歩いてるだろうな

b0244811_23451626.jpg


古田の森を過ぎると、赤井谷に横たわっていた濃いガスがびゅぅびゆぅと流れて来る
いつもなら釈迦ヶ岳の女性的な優美なラインが見えるポイントなのに・・・

こりゃ今日はもうダメだな

b0244811_23461141.jpg


なんて、実は全然残念になんて思っていない
我ら山仲間の合言葉、大峰はガスってなんぼ
天候の変わりやすさ、熊野灘からの湿った風、そして
そして、ガスに煙り、雨に濡れそぼる姿こそが大峰の美しさだ、そう信じているのだ

b0244811_2347364.jpg


ガスに煙り、姿は見えないシカたちの鳴き声が響く

b0244811_23473618.jpg


休憩もなく、わしわしと一気にピークへ

b0244811_235617100.jpg


そして、お釈迦様

ありがとう
ありがとう
そして、もう一つお願いがあります

b0244811_23481541.jpg


何の展望もなく、真っ白な山頂にぽつねんと立ちそびえるお釈迦さま
二つのお礼と、一つの願い
ありがとう、また来ます
今度は来年の・・・シロヤシオ咲くころに

b0244811_23485999.jpg


あまりの風の冷たさにグローブを着けて千丈平まで下る
大峰で一番甘い隠し水でのどを潤して
簡単なランチ

b0244811_23493138.jpg


足元だけ落ち葉で赤く、あとは真っ白な千丈平
この場所の落ち葉も、もう何度踏んだだろうか

さぁ帰ろうか

b0244811_23502734.jpg


どんどん風は冷たくなり、そしてキツくなり
もう1、2週間で霧氷の季節だと思い出させてくれる

静まり返った雪の中
じっと佇む釈迦像の姿を想いうかべながら下山した

b0244811_2351845.jpg


上州に一人暮らしながらも、こうして年に数回、この大峰を歩けるなんて
実は私は、すごく幸せなのかもしれないな


ブログランキング・にほんブログ村へ
■RANKING■



きりりと冷えた青空
そしてガスに煙る森を歩けた喜びに
きっともう一つの願いもすぐに叶うだろう、そう想えた
by slow-trek | 2012-12-11 00:04 | 近畿[大峰山系] | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://slowtrek.exblog.jp/tb/19647089
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 橿原 太郎 at 2012-12-11 20:41 x
ご無沙汰です。
一人で山を歩いていると、どんどん心が洗われて行くような気がしますよね。
雰囲気がある山でいいですね。このレポを読んでとっても行きたくなりました。
でも今はもう、深い雪の中で遠い世界ですよね。
釈迦ケ岳には行ってみたかったのですが、
今シーズンはタイミングが合わなくて行けなかったのです。
なので、未踏なのです。でもまあ、これからの楽しみです。

Commented by slow-trek at 2012-12-13 00:05
橿原 太郎さん

>一人で山を歩いていると、どんどん心が洗われて行くような気がしますよね

はい、ほんと、その通りです、まったく私も同じ思いですよ
釈迦ヶ岳、今年も歩けなかったですか
登山口までのアプローチ、たいへんですが、どの季節でも
素晴らしい山なので、ぜひお勧めです
もう林道クローズされたでしょうね、来年こそぜひ!
コメントありがとうざいます

Commented by “すぎちゃん” at 2012-12-15 21:08 x
ガスの下に赤井谷
素的なシーンですよ!
もう一つのお願いって帰阪でしょうか?
図星?
お待ちしています。
Commented by slow-trek at 2012-12-17 22:52
すぎちゃん

>もう一つのお願いって帰阪でしょうか?

いえいえ、もうね、サラリーマン人生では大阪に還れない
その覚悟です、ってか、マジで帰れないのでつ^^;
お願いはね、、、ここだけのハナシですよ?
ある山友の復帰を願ってのものでした
はい、もう叶えて頂きましたよ
line

山行記録と山にまつわる物語


by slow-trek
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite