荒野にて

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昭和のラーメン屋 中華そば住吉

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大阪府東部、近鉄布施駅から北に約800M、ある一軒の中華そば屋がある
地元では産業道路と呼ばれ、大阪市バスや奈良、堺に抜けるトラックが多い道路に面した
レトロなレトロな佇まいなお店、私はそこをこう呼んでいる

昭和のラーメン屋

何故ならこの店の佇まい、営業スタイル、メニュー、調理方法、その全てが昭和のままだから
そして、この店の特徴はもちろん、その名代となる中華そばにもある

極太ストレート麺
濃口醤油
あっさり鶏ガラ

大阪でもごく一部の地域にしか浸透していない、その名も高井田ラーメン



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初めて食べたときは衝撃的だった
スープが真っ黒なのだ、まるで醤油そのもの
麺の太さは、間違ってうどんをオーダーしたのか?なんて唸ったほど
そして食べると、醤油辛く麺が固く、、、なにこれ?だった
なのに食べ終わる頃にはなんとも言えない満足感
こりやハマるかも?と思ったらやはりハマってた
こんなスタイルのラーメン、なかなかないだろう

そんなラーメン、今日も薄暗く狭い厨房、いや台所と呼ぶ方が相応しいだろう
その中でお母さんと娘さんの二人で作っている
私が通い始めたころは、お父さんも現役だったが、今はもういない

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このお店の光景はいつも変わらない
お母さんは、歴史を感じさせる寸胴で太い麺を茹でる
その横では娘さんが、ワイン、角瓶、焼酎(いいちこ率高し)
様々な空きボトルを洗っては、漏斗で持ち帰り様のスープを詰めて行く
狭い店内にガタの来た丸椅子は8つだったろうか
店の外でも座って食べられるように、これまたガタの来たテーブルとベンチ

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BGMはいつもラジオから流れる毎日放送
ローカルなパーソナリティは朝から大声
時報CMのスジャータ♪も軽やかに昭和ムードを盛り上げる
寸胴からもうもうと湧き上がる湯気
かすかな鶏スープと醤油の甘い香りに青臭い刻み葱の香りが交わる
らっしゃ~い、お隣にある精肉店のオヤジのデカイ声
無言でラーメン鉢に顔を浸けてるオトコたち

ちゅうか、ひとつおくれ、ネギてんこ盛りでなぁ
オレ、大チャーにチク入り
ずるずるっ、ずーずずっ、ごくごく
ごっつぉさん

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冬に来ても、夏に来ても、朝も晩も同じ香り、同じ音、同じ光景
そこだけ時間が止っているお店
愛すべき昭和のお店


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中華そば住吉
あぁ食べたい、あのお鉢に顔を浸けたい
by slow-trek | 2012-08-12 01:06 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by oyaji at 2012-08-12 06:37 x
先日も関西ローカルのテレ簿番組で紹介されていました
PCの画面から、いい匂いが漂ってきそうです
早く仕事が落ち着くといいですね!
Commented by slow-trek at 2012-08-13 22:31
おやじさん
ちょいと遠いけど、ぜひ一度この
高井田系ラーメン、どんなものか味わってくださいな~
そろそろ仕事も沈静化ムード
遅い夏休みを楽しもうかなぁ♪
ありがとうね
line

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